MAZDA BIANTE
マツダ ビアンテ
   


2008年7月、競合他車が多数ひしめくミニバン市場に投入された新規車種であり、マツダとしては3車種目のミニバンラインナップになる。車格的にはプレマシーとMPVの中間を補うモデルであり、価格的にも大きく開いていた2車種のちょうど中間に位置している。
最大のウリはクラストップの室内空間で、室内長と室内幅はクラス最大(2008年6月現在)を誇っており、ナノイーイオン発生装置・アレルバスター搭載フィルター・消臭天井・クリーナブルシートを採用するなどアメニティ面に力を入れたモデルとなっている。

また、1995年6月にオートフリートップやキャンパー仕様などマツダ独自の思想で当時旺盛であったRV市場に突如として登場させたボンゴフレンディと価格帯や性格が類似している。フレンディはオートフリートップの強烈な印象から一躍人気車種になったが、そのフレンディの明確な後継モデルが無いまま同モデルを生産中止してしまった為、それらの顧客を逃がさない為にも後継モデルの登場は必然と思われていたが、その後3年近くの空白期間を置いての登場となった。

ビアンテが登場する2008年春〜夏には各社がこぞって新ミニバンを投入した為、マツダは早くから広告展開を開始。まず、2008年5月9日にビアンテの車名の発表を実施(しかし、この車名発表会に実車やCMキャラクターであるタレントの劇団ひとりも同席し、ほぼ新車発表会状態)。同年5月26日には広島県宇品工場での量産開始と、発売1ヶ月以上前にも関わらず予約受注を開始。そして、7月8日に東京プリンスホテルにて正式に新車発表会が行われた。

【車名の由来】 「周囲を取り巻く」・「環境」といった意味を持つ英語のambientからの造語。「乗る人みんなの生活環境の一部となり、楽しく快適な暮らしづくりに貢献する」という願いを込めて付けられた。

          
発売日 2008年7月8日
販売チャネル マツダ店・マツダアンフィニ店・マツダオートザム店
全長×全幅×全高 4715mm×1770mm×1835mm(4WDは1855mm)
ホイールベース 2850mm
車両重量 1640kg(20S FF)
最小回転半径 5.4m
月販目標台数 3000台
           
◆エンジン     
直4.2300DOHC 165ps/6500rpm 21.4kg-m/4000rpm
直4.2000DOHC DISIエンジン(直噴)
※2WDモデルに搭載
151ps/6200rpm 19.4kg-m/4500rpm
直4.2000DOHC DISIエンジン(直噴)
※4WDモデルに搭載
144ps/6200rpm 18.8kg-m/4000rpm
         
◆グレード (価格は消費税5%込)   (万円)
20CS 5EC-AT 219.9
20CS 4WD 4EC-AT 248.8
20S 5EC-AT 240.0
20S 4WD 4EC-AT 268.9
23S 5EC-AT 265.0

                   

Catalog Information
       
 
ビアンテカタログ (2008年7月)
           

                  

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