車自体は素晴らしいのに、消費者にコンセプトが明確に伝わらなかったのか、それとも受け入れられなかったのか…、
きっと登場時期が早過ぎただけ、ファンは認める隠れた名車達を大特集。
 
 シャンテ (1972)
当初1ローターを載せる計画で開発され、初のロータリーエンジン搭載軽自動車になるはずだったシャンテ。
設計段階からREの搭載を前提に作られたが、同業他社等の反発を受けて実現されず、レシプロエンジンを載せて発売された。
 ロードペーサー (1975)
車自体が良い悪いの前に価格が高過ぎたマツダの歴史上一番の超高級車ロードペーサー。価格は1975年当時で368万円。
同じ年にルーチェが161.8万円だったから、その高さは尋常では無い。実はオーストラリアのホールデン社の車にマツダの13Bを載せたもの。
 パークウェイ (1980)
マツダが作った最後のマイクロバス「パークウェイ」。主に企業や教習所などの送迎用に使われ、その当時は街中で結構見かける事が出来た。
全盛期には斬新なデザインのライトバスや、ロータリー搭載のパークウェイなどのマイクロバスを作っていたが、このモデルを最後に生産終了。
 コスモ2ドアハードトップ (1981)
3代目コスモのバリエーションの1つ、2ドアハードトップ。
初期モデルではリトラクタブルヘッドライトを装着し、マツダのラインナップの中でも異彩を放っていた。
ホンゴブローニィワゴン (1983)
商用車のボンゴブローニィをベースに、多人数乗車が出来るワゴンに改造したボンゴブローニィワゴン。
最大9人も乗れる大型ワゴンで、ワゴン専用バンパーなどを装着しRV色を強めていたが、販売が延びず早々に生産終了。
 
カペラCG・C2 (1987)
5代目カペラの中でも特異な存在の5ドアハッチバックのCGと2ドアクーペのC2。
この世代のカペラには、このCG・C2の他にセダン・ワゴン・バンも存在するワイドバリエーションであった。
 エチュード (1987)
6代目ファミリアをベースにして生まれたエチュード。ファミリアよりも1つ上のクラスを目指して開発されたが、
ベースもファミリアならボディ形状もファミリアと同じ3ドアハッチで、人気者ファミリアの影に隠れる形でレアな存在に。
 フォード・レーザー3ドアハッチバッククーペ (1989)
ファミリアの3ドアハッチをベースにクーペに仕立てた物で、ファミリアには同様モデルは存在しない貴重な日本フォード専用モデル。
この様な珍しいモデルが登場したのもオートラマの存在が大きく、ファミリアとレーザーの差別化を図る為に生まれたモデルと言える。
 プロシードキャブプラス (1991)
SUV市場の拡大に合わせて国内市場に復活したプロシード。
ワゴン型のマービーの方はともかく、ピックアップのキャブプラスは月に数十台しか売れない超レア車に。
 MX−6 (1992)
クロノス兄弟の1人「MX-6」。MXとは元々輸出用に使われるコードで、海外ではそこそこ売れたらしいが、
国内ではバブル期の荒波に揉まれ、V6.2500を積んだスペシャリティクーペまで目立たない存在になってしまっていた。
  
ランティス (1993)
超個性的なデザインのランティス。その斬新さも受けてか、デビュー当初はなかなかの売れ行きだったが、
その後の販売減に加え、サイズもクラスも近いファミリアの最新モデルのデビューが決定打となり、それ以降販売台数は激減。
 
ファミリアネオ・レーザー3ドアHB (1994)
セダンの方はデビュー直後には月に10000台を超えるセールスを記録しているのに、その特異なスタイルからか、
鳴かず飛ばずだった3ドアのファミリアネオとフォード版のレーザー。特にレーザー3ドアの方は存在自体が国宝級。

    

マイナーカー特集「バブル遺産」
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