私が住む千葉県内に、マツダの旧車を保存・展示している施設があるらしい。
情報が乏しかったので、K360とT1500の2台の3輪トラックが見られれば充分という気持ちで出発したが、
実際に訪れてみると、全国レベルで見ても大変貴重な車に出会える、そんな旅。 
この日のスタートは、私の中で美し過ぎるPAでお馴染みの京葉道路
Pasar幕張から。

途中、館山自動車道を経由し、木更津JCTから圏央道に入るが、この圏央道が実にガラガラ。
大半の区間は対面通行の為、当初から予測は低めに見ているようだが、木更津-東金間じゃ需要はこんなもんか。

2014年12月現在で開通してる圏央道の千葉県区間、唯一のSA「高滝湖SA」。
ものすごく大きく「高滝湖」と書いてあったので、それをバックに。

この道路が開通してから結構経っているはずなのだが、SA内の広場は完成しておらず、
そもそも内回りのみしか供用開始していない等、色々と未完成なSA。

高速を降り、国道から1本入ると突如秘境に。
照明の無いトンネルなどを通過し、自然と期待値が深まる。

到着しました。本日の目的地、「ファームリゾート鶏卵牧場
レトロぶーぶ館」。
もう見るからに謎な、「トミカ」や「プラレール」のロゴ。
ちなみに、レトロぶーぶ館の展示車両の写真は、
当サイトの「マツダ車のいる博物館」のレトロぶーぶ館のページに沢山載せたので、そちらも是非!

まず入口から度肝を抜かれるのが、車体はピンク・タイヤは赤に塗られた初代キャロル。
大変貴重な車両をこんな色に…と、残念な思いもあるが、まぁ4ドアキャロルはお台場でも見られるので、ここは良しとしましょう…

いざ、建物の中へ。最初に見えてくるのは1959年デビュー「K360」。

他の車達と並んで普通に置かれているが、恐らく全国的に見ても超貴重と思われる1963年デビュー「B360ライトバン」。
B360のライトバンは、他に展示している場所を聞いた事が無い…

続いて、1968年デビュー「ポーター」。これも博物館巡りをしなければ、なかなか出会えない貴重な車種。

極めつけは、黄色いボディが特徴の元「上総通運」、現在は「駅前通運」とペイントされた1959年デビュー「T1500」。
現在でも車検を通し続けており、旧車イベントなどでは、走る同車に出会えるそうである。
ちなみに、最初にここを訪れた12月14日には、この車の車検の為に見れなかったので、
12月28日に再度訪れて撮影した写真である。
その為、このページの日付は、14日(日)と28日(日)の2日間に跨る旅とさせて頂いた。

これは知らなかった…と言うか、単に気付かなかった。
昔は東急グループで車を作っていたんですね。東急くろがね工業「ベビー」。

だんだんディープになって行く展示物。
恐らくここのオーナーの趣味であろう、京成バスや札幌市営バスの方向幕が壁面に。

私の地元、新京成電鉄や京成電鉄の方向幕など、鉄道のアイテムも盛り沢山。

レトロぶーぶ館に併設された「消防自動車館(入館料:大人500円)」では、物好きには堪らない消防車の旧車を展示。

そして、この施設の名の通り「鶏卵牧場」のニワトリ達。

マツダの旧車とニワトリが沢山いる施設を後にし、一路自宅へ…

と思った矢先、国道に出てすぐの場所に、なんとチャージマツダならぬ、100円入れて動く遊具「チャンスマツダ」を発見。

非常に色褪せていますが、これは現役なのでしょうか…
私は勇気が無くて100円を入れる事が出来ませんでした。

尚、これの美品は、廃棄されていなければ、埼玉県の西武園ゆうえんちにありますので、お子様連れの方は是非!

最後に、別れを惜しむように、チャンスマツダ787B?とマツダランティスの競演を撮影させて頂きました。

道の駅好きとしてはチェックしておきたい、初来訪「道の駅
たけゆらの里 おおたき」に寄り道。

帰りは、美し過ぎるPA「京葉道路 幕張PA(上り線)」で休憩して家路へ。
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