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2003年11月14日(金)から12月13日(土)まで神奈川県横浜市にあるマツダR&Dセンター横浜で開催された
「アクセラとその技術・デザイン展」にAll Mazdaの管理人も参加致しました。
そこで、このページでは当日の会場の模様と展示内容をご紹介します。
◆アクセラとその技術・デザイン展
(上の写真で左側にパネルやクレイモデル・アクセラの骨格などが並び、右側にはアクセラ×2とRX-8が展示されている)
アクセラとその技術・デザイン展では、まず始めにパネルを見ながら説明を受ける事になるのだが、
管理人は、こういうメカ的な部分にめっぽう弱いので、車の機能的な部分に関する話が沢山聞けてとても参考になった。
今まで、車はデザインと走りが良ければ充分だと思っていた為、ニューモデルを見てもそういう部分しか気にならなかったが、
これからはカタログを隅から隅まで読んで、技術的な事やその機能まで気にする車選びをする人間に変わりそうである。
こちらは、アクセラスポーツ(左)とアクセラ(右)の1/4クレイモデル。
開発段階のクレイモデルである為、量産モデルとは若干違った印象を受けるが、実際にアクセラの開発に使用された物らしい。
ここで気になるのが、クレイモデルの前に置かれたネームプレートに書かれた文字。
写真では小さくて読み取る事は出来ないが、左は「アクセラスポーツ」、右は「アクセラセダン」と書かれている。
この段階で既に5ドアに「スポーツ」という名前が付けられているのには驚きだが、4ドアを「セダン」と呼んでいた事にも驚き。
◆歴史車両展示
歴史車両の展示スペースまで行く途中、こんな物を目にする。
昔はニューモデルのデビュー時に、1/10の寸法でミニチュアモデルを作るのが恒例だったようで、
50年代の3輪トラックやR360クーペ・B360・K360などの1/10モデルが展示されている。
車内を覗くと、ハンドルや内装の細かい部分まで作られており、まさに匠がなせる技と思わせる精巧さである。
歴史車両展示では、1960年代から今までのマツダの歴代モデルの実車を目の当たりにする事が出来る。
展示車両は、歴代のロータリー車が中心で、20台ほどの展示車両のうち、レシプロ車はたったの3台だった。
そのうちの1台が写真左のR360クーペで、右の写真はRE唯一のFF車初代ルーチェロータリークーペである。
そしてこちらは、初代カペラロータリーと2代目ルーチェロータリー。
なんと、この初代カペラは銀色のボディかと思いきや、実はステンレスカー。
だが、実際に市販車として売り出そうとすると、安全面で許可が下りず販売は出来ないと言う。
一方、2代目ルーチェは、プラモデルは持っているのに実物は一度も見た事が無かった為、今回初対面となった車種である。
写真左がクラリオンRX-7(SA)とレーシングビートRX-7(SA)で、右は3代目コスモロータリーである。
2台のSAの現役当時の活躍は存じ上げないが、大切に保存・展示されていると言う事は凄い記録を樹立した車なのだろうか。
3代目コスモは、まさに80年代のマツダのセダンといった感じで良い味を出している。
随分と部屋の隅っこの方に置かれているが、実はこのロードスターは水素ロータリーを積んでいる。
ご覧の通り、この展示スペースには、これでもかと言うほどロータリー車が並ぶ、
写真で紹介している初代カペラや2代目ルーチェ、3代目コスモにはみんなレシプロ車も存在するのに、
ここにいるのは全部ロータリー車。しかも、ユーノスまで水素ロータリーを積んでいるとは…至れり尽くせりである。