2017年8月4日(金)〜8月6日(日)の3日間、千葉県千葉市の幕張メッセ4・5ホールで開催された
「AUTOMOBILE COUNCIL2017」
昨年初開催となったイベントの2年目です。
マツダブースのテーマは、「飽くなき挑戦の歴史 −ロータリーエンジン誕生50周年−(マツダ発表)」でした。
当イベントも、会場で管理人が見つけたマツダ車全車をお届けします。

  
マツダブース全景。
実はこのイベント、昨年に引き続き、こんなに立派なブースを組んでいるのは全自動車メーカーの中でマツダだけなんです。
「AUTOMOBILE COUNCIL」はマツダファンの伝説のイベントになるのではないかと思う。

■コスモスポーツ (試作車/量産車)

  
コスモスポーツ発売の前年、1966年に作成された試作車。北海道から九州までのマツダディーラーに計47台が配車され、大規模な実験が行われた。
量産車と試作車とでは、ボディカラーがツートーンである等の違いがある。量産車と試作車との違いについては、このすぐ下で後述します。

  
1967年にデビューしたコスモスポーツの量産車。マツダ創立100周年に向けて行われているレストアプロジェクトの一環で動態化された車両。

■コスモスポーツ 量産車と試作車の違い

  

エンブレム。左が量産車、右が試作車。写真の形状の赤いエンブレムを付けたコスモスポーツは試作車という事になる。
つまり、1990年代にM2ビル内の「マツダロータリー世田谷」で展示されていたコスモスポーツ(写真一番右)は試作車。

 
続いてヘッドライト。量産車では、中に水滴が貯まらないように、前方下部に穴が開いているんですね。

 
リアスタイル。一見、量産車も試作車も変わらないスタイルですが、量産車にはトランクの鍵穴が付き、バックランプ?が2つ付いてます。

 
ホイール。量産車にはフロント同様の青いエンブレムが組み込まれ、試作車は当時のマツダのロゴ「m」マークです。

 
ボディカラー以外で、最も仕様が異なるのがBピラー。量産車では穴が開いているんですね(名称不明)。
ここが試作車では、その名の通りコスモっぽい宇宙的なイラストが施されています。懐かしの、つくば万博みたい!?

  
コクピット。試作車の方はクローズドだったので写真がやや荒いですが、無機質な感じが近未来感ありますよね。

  
続いて、コスモスポーツ周辺のロータリーエンジン関連の展示です。
ロータリーエンジンの動作モデル、コスモスポーツに搭載された10A型エンジン、パネル展示、そして山本健一さんが闘ったチャターマーク (触れることが出来る) です。

■ファミリアプレストロータリークーペ

  
2代目ファミリアの追加機種。1970年デビュー、ファミリアプレストロータリークーペ。と、その横のカタログ展示の様子。

  
1970年スパ・フランコルシャン24時間レース参加車仕様としてレストアされた車両。と、その横のパネル展示の様子。

  
ファミリアプレストロータリークーペの並び。

■サバンナRX-7

  
1978年デビュー、初代サバンナRX-7。

  
サバンナRX-7のリアビューと、サバンナRX-7&コスモスポーツの並び。

■マツダ787B

  
1991年 第59回ルマン24時間耐久レース総合優勝車、マツダ787B 55号車。

  

  
10時30分、13時30分、15時30分の1日3回、カウルを取り外して26Bエンジンやシャシーの公開が行われました。

■ユーノスロードスター

  
ユーノスロードスター Vスペシャル。
「飽くなき挑戦の歴史 −ロータリーエンジン誕生50周年−」のテーマと関係なく見えるロードスターですが、
この日はマツダ株式会社から、ユーノスロードスターのレストアサービス開始のリリースがありました。

 
ところで、写真を撮影して感じましたが、ユーノスロードスターって角度を付けて撮影するより、浅い角度でフロントを捉えた方がカッコ良い。

■マツダブース以外で見つけたマツダ車

  
ここからは、マツダブース以外で見つけたマツダ車のご紹介です。…とは言っても、このイベント自体、そんなに広い面積を貸し切って行われている訳では無いので、
展示台数もたかが知れているのですが、その中でも珠玉の1台はこちら。「ルーチェロータリークーペ」。

  
これはフヂイエンヂニアリングという会社のレストア車の紹介のようですが、ルーチェロータリークーペに黄色がこんなに似合うなんてと感動してしまった1台。
帰りがけにもう一度覗いてみたら、ボンネットを開けていたので心臓部を1枚。

  
最後は、1991年デビューのアンフィニRX-7。もうこのロゴを見るのさえも久しぶりな気がする「アンフィニ」。
マツダブースにはユーノスロードスター Vスペシャルがいるので、2台を並べて見たい感じありますね。

 

いかがだったでしょうか、2017年のオートモビルカウンシル。
昨年、マツダ以外のメーカーが全然出て来なかったこのイベントも、2回目の開催の今年では、焦ったかのように他メーカーが出展していたのが印象的でした。
ただ私、このイベントに期待して金曜日のプレミアムチケットを買って行ってしまった為、割りとガラガラな会場しか見ていないので、
最終的な入場者数とか、来年の開催の有無、開催規模など色々と気になるところです。

来年も、オートモビルカウンシルで、幕張でお会いできますように…

 

第28回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース
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