2018年6月2日(土)・3日(日)の2日間、広島県安芸郡府中町のマツダ株式会社 広島本社で「MAZDA OPEN DAY 2018」が開催されました。
例年は地域住民向けのイベントとなっていますが、本年は2017年9月に三次試験場で開催されるはずだった「Be a driver. Experience at MIYOSHI」が
荒天中止になった影響で、その代替措置としてチケット購入者は当イベントに参加することが出来ました。

一部、内容を分かり易くする為に写真の順番を入れ替えていますが、ほぼ、管理人が巡った順番に各展示物をご紹介致します。
マツダ広島本社に着いて、エントランスから会場を歩いて行くような気持ちでご覧ください。

 

 マツダ株式会社 広島本社へ

  
マツダ本社最寄りの向洋駅で降りて、マツダ本社方向へ歩いて行くと、こちらへどうぞと地下道へ案内されました。
意外にも、この地下道を使うのは初めて。平日には沢山のマツダ従業員の方々が、この地下道を使って通勤してるんですね。

 
2018年6月3日(日) 午前10時頃、マツダ広島本社に到着。天候に恵まれました。

 

 マツダの歴史ギャラリー

  
受付を済ませ、マツダ本社1階に入ると、ロビー全体が「マツダの歴史ギャラリー」に。
入場してまず歴史。というのは、非常に順当ですね。

  
ロビーに入って右側の壁面にあったマツダの年表。まもなく創立100周年を迎えるマツダ。
100年もあれば出来事も沢山あります。この年表に「ランティス」の文字は、無かった…

  
マツダ生産200万台記念車「初代ファミリアクーペ」。
マツダが国内生産5000万台を達成しましたけどね。ここで登場するのは200万台記念車、なかなか趣深い。

  
パネル展示が行われていたので、とりあえず項目だけでも紹介行きまーす。
「広島とマツダの風景 - マツダ本社地区と向洋駅」「広島とマツダの風景 - 宇品地区と東洋大橋」

ちなみにこれ等のパネル類、あくまでも予想ですが、またどこかのイベントで再使用する気がするので、敢えてここで深くは触れません。
いつかのイベントでじっくりご覧頂ければ幸いです。

  
「マツダ創立50周年 - 創立50周年記念式典」「マツダ創立50周年 - 体育館を建設」

 
「クルマ以外の自社製品 - コルク・工作機械・さく岩機」「クルマ以外の自社製品 - 無人牽引車・カート」

  
「社内の移動手段 - 3輪トラック・渡船」「マツダの社員生活 - カンカン弁当・本社売店」

  
「マツダトリビア - マツダを代表するマーク・マツダのオリジナル曲!?」「マツダトリビア - 本社工場の敷地の全長は約7km・マツダのコーポレートマーク Dだけ大文字!?」

  
マツダ歴代車種のカタログ類や、東洋工業50年史などの紹介。

  
マツダ車の家系図的なやつです。90年代頃の車種、全部良いんですよね…

 

 ヘリテージカー

  
「マツダの歴史ギャラリー」の一部として、ヘリテージカーの展示を実施。マツダ創立100周年に向けたレストアプロジェクトのうち、完成した車両の紹介です。
1960年デビュー、「R360クーペ」。

 
1967年デビュー、「コスモスポーツ」。

  
1969年デビュー、「ルーチェロータリークーペ」

  
今年3月に完成した「ルーチェロータリークーペ」を見るのも今回のイベントの大きな目的でした。
4月に開催された「マツダファン東北ミーティング2018inSUGO」には残念ながらレストアカーの展示は無かったので、レストア完成後、初お披露目となりました。

 

 レストアサービス


昨年、ユーノスロードスターのレストアサービスが始まりましたね。

  
1989年デビュー、「ユーノスロードスター」。

 

 技術本部 モノ造り説明コーナー

 
実際の部品に触れながら、クルマづくりに掛けた拘りのストーリーを、マツダのエンジニアが熱く語るという触れ込みだったのですが…

  
本当に物凄く熱く語って頂けました。初代CX-5と、2代目CX-5のボンネットのプレスの微妙な差とか、それが生み出すデザインとしての表現など、勉強になり過ぎ。

  
CX-4の18分の1ミニチュアモデル、良いですね。三次試験場の歴史とマツダロータリーの歴史、CX-8のグリルなど技術展示が盛り沢山。

 

 RCカー体験コーナー

 
京商による、RCカーの体験コーナーです。

 

 地元協力会社 モノ造りロード

 
実は管理人がめちゃくちゃ楽しみにしていたコーナー、地元協力会社さんのブース出展による「モノ造りロード」。
期待していた通り、知らないことだらけで衝撃の連続…
当日参加されていたのはマツダ車を作る協力会社さんの、ほんの一握りだとは思いますが、勉強になることばかりで、かな〜り長居しちゃいました。

  
「ダイキョーニシカワ株式会社」「ヨシワ工業株式会社」

  
「坂本重工株式会社」「トーヨーエイテック株式会社」「株式会社石崎本店」

  
「デルタ工業株式会社」「南条装備工業株式会社」

  
「株式会社ヒロタニ」「株式会社モルテン」「株式会社キーレックス」

  
「西川ゴム工業株式会社」「株式会社ヒロテック」

  
「株式会社東洋シート」
マツダオープンデーに行って受けた2つの大きな衝撃のうちの1つ、愛車のシートがデルタ工業製じゃなくて、東洋シート製だったこと…
デルタ工業の本社がマツダ本社の隣りにあるから、てっきりマツダ車のシートはみんなデルタ工業製なんだと思ってました。本当にゴメンナサイ。

  
「松本重工業株式会社」

  
「広島精密工業株式会社」

 
「カワダ株式会社」「広島アルミニウム工業株式会社」

 

 シートベルトコンビンサー

 
「時速5kmの衝突体験 シートベルトコンビンサー」。
JAFの車両なのですが、さすが広島です。マツダ・タイタン。

 

 記念撮影コーナー

  
レーシングスーツを着て、NDロードスターレーシングカーと記念撮影。

 

 海外専用車

  
「日本では会えないマツダの車と写真を撮ろう」のコーナー、BT-50の荷台に乗って記念撮影が出来ます。

  
「BT-50」

  
「Mazda2 (デミオ)セダン」

  
Mazda2のオーナメント。

  
「CX-4」 小泉巌氏デザイン、スペシャリティSUV。

  
CX-4のオーナメントと、中国のマツダのロゴ。

  
「CX-9」

  
CX-9のオーナメント。

 

 消防車両・警察車両

 
マツダ本社工場の火災に備えて、マツダの関連会社が管理している消防車。
マツダオープンデーに行って受けた2つの大きな衝撃のうちの2つ目、マツダ株式会社の消防車が、マツダ車じゃない。

  
トヨタ車にマツダのロゴが沢山入ってる。

 
広島県警で活躍しているCX-5のパトロールカー。

 

 新型車展示コーナー

  
「デミオ」「アクセラ」「アテンザ」。
新型アテンザはこの日が初見でした。グリル周りがなんか微妙になってしまったので、出来るだけカッコ良く写るように撮影しました。

  
「ロードスターRF」。
写真右は、マツダのクロスオーバー国内ラインナップの並び。

  
「CX-3」「CX-5」「CX-8」

 

 アテンザ オープンカー

  
アテンザのオープンカー。
赤いのはメインステージにて、白いのはマツダミュージアムのエントランスにて、来場した皆様の記念撮影会。

  
メインステージでは、広島東洋カープの応援歌が鳴り響く中、マスコットの「スラィリー」が登場して来場者と記念撮影。
広島東洋カープの優勝パレードに使用されただけあって、2台共、カープがらみの演出。しかもめっちゃ盛り上がる。
さすが広島だなぁ…と思えた瞬間。

 

 CX-8 用品架装車の展示


東京オートサロンや東北ミーティングなど、用品架装のプロモーションが盛んなCX-8はここでもPR。

 

 福祉車両

  
「ロードスターRF 手動運転装置付車」と、「CX-5 助手席リフトアップシート車」。

 
普通にボーッと生きてたら一生出会わないであろう新型フレアワゴンの車いす移動車も撮影できたので、大変貴重な体験でした。

 

 キッズ整備体験

  
キッズ向けイベントですが、結構本格的。

 

 マツダの敷地内スナップ

  
会場内の移動中に撮影した、マツダ敷地内の写真です。

  
普段は撮影できないので、ちょっとした看板類も貴重ですね。

 
なんと、マツダの敷地内にファミリーマートがあるとは知らなかった… その名も「ファミリーマート マツダ北橋店」。

 

 灼熱&極寒体験・対候実研室見学

 
灼熱&極寒体験・対候実研室見学コーナーの前に並んでいた車両達。

  
各車ともモザイク柄ですが、どの車種か分かりますか?

 

 パワートレイン技術展示

  
東京モーターショーなどで見られそうなエンジンのカットモデル展示などがありましたが、中は撮影禁止だったので看板だけ。

 

 巡回バス

  
本社前やマツダミュージアム、そして会場各出入口を巡回バスが結びます。
公開イベントの時でないと、マツダの構内を走行中のバスなんて撮影できないので、ここぞとばかりに沢山撮りバスしてきました。

  
写真左は三菱ふそうのエアロスター、写真右はいすゞエルガ。
タイタンのOEM供給元なので、いすゞ車は想定内でしたが、三菱車もいるとは意外。
ボンゴを三菱にOEM供給していた頃に、付き合いで購入したんですかね?

  
自家用登録なのでナンバーは隠しましたが、写真の4台はいずれも別の車両です。
つまり何が言いたいかというと、マツダさん、断然いすゞ推し。

  
マツダ構内を走るバスには、上でご紹介したマツダオリジナルカラータイプと、そのまんま広島バスタイプの2パターンがあります。
詳細は不明ですが、広島バスカラーに関しては広島バスに運行委託している模様。また、導入車両のメーカーにも特に拘りはないようです。

  
運用中で撮影出来たのは、日産ディーゼル・いすゞ・日野自動車の各車両ですが、車庫(撮影禁止区域)にはまだまだかなり多くの車両がいたので、結構大所帯なのかも?
尚、普段はこれらの車両がマツダ敷地内を巡回し、マツダ従業員の出勤や移動時に利用されております。

 
従業員移動用でしょうか?マツダ敷地内を走る、広島バスのマツダ・ボンゴ。

 

 マツダミュージアム

  
巡回バスに揺られて、やって来たのは「マツダミュージアム」。
まずはエントランス。先にご紹介したアテンザオープンカーを使用した記念撮影会や、各モデルの展示、工作コーナーなど。

  
マツダの年表。こちらは巨大だから面積に余裕があったのかな… 本社ロビー1階の年表では出会えなかった「ランティス」がいました。
2020年1月、マツダ創立100周年です。

  
過去に何度も来たことがあるマツダミュージアムですが、この日は自由見学会なので、特に歴代モデルの写真撮影に注力しました。
1935年発売 TCS型3輪トラックと、1949年発売 GB型3輪トラック。

  
1957年発売 「T2000」3輪トラック。

  
1960年発売 R360クーペと、1961年発売 B360。

  
1962年発売 キャロル初代モデルに600ccエンジンを積んだ「キャロル600」と、1964年発売 ファミリア初代モデルの貴重な2ドアセダン、1966年発売 初代ルーチェ。

  
1966年発売 初代ボンゴ、1967年発売 コスモスポーツ。

  
1968年発売 ファミリアロータリークーペ、1970年発売 初代カペラ、1971年発売 サバンナ。

  
1972年発売 シャンテ。

  
1975年発売 2代目コスモ、1978年発売 初代サバンナRX-7、1989年発売 ユーノスロードスター。

  
1990年発売 ユーノスコスモ、1991年発売 アンフィニRX-7。

  
RE展示コーナーに並んだロータリーエンジン各モデルと、マツダ787B。
そして、技術展示コーナーに置かれた、第40回 技能五輪国際大会でマツダが金メダルを獲得した記念のボンネット!?

 

 本社工場 モノ造り歴史館

  
RX-7 グループB Acropolis 1985、マツダ787B、富士スピードウェイ以来の再来「レゴで作ったマツダF工場」。
さぁ、ここでパタッと写真を撮らなくなったので、お察しの方もいるかもしれませんが、ここでイベント終了。時間切れとなりました。

 

 This is Mazda Design.

  
デザインセンターに上がれなかったので、せめてエントランスにいた「SHINARI」を…

 
時間切れで見られなかった2台はこちらになります。「魁 CONCEPT」と「RX-VISION」。(以前撮影した写真で代替)

 

 松田重次郎像と松田恒次像

  
通常、マツダの敷地内はカメラ持ち込み禁止なので、松田重次郎像と松田恒次像の撮影は、オープンデーにだけ許された最高のひととき。


近くにいたマツダの方に、真ん中に山本健一像も建てておいてくださいってお願いしました(^_^;)

 

 本社1階ロビー

 
最後は、常時開放されております。本社ロビー1階のフォトスポット。よ〜く見ると、全部デミオです。

 

初めて訪れた、マツダオープンデー。
午前10時頃に会場に到着して、展示が15時半までだったので、5時間半もあればさすがに余裕だろうと思っていた当イベント。

まさかまさかのボリュームと、各展示に対する管理人の食い付きっぷりにより、全部周ることが出来ませんでした。
さすがマツダオープンデー、何もかも凄いです…

 

マツダR&Dセンター横浜 2018ロードスター展
マツダR&Dセンター横浜 2018ロードスター展


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