2018年10月30日(火)から2019年3月3日(日)まで、東京・上野公園の国立科学博物館で開催された「明治150年記念
日本を変えた千の技術博」。
日本を大きく変えた科学・技術の成果を一堂に集めたこの特別展で、マツダのロータリーエンジンおよびコスモスポーツが紹介されました。
◆コスモスポーツ◆
マツダミュージアムや全国の自動車博物館を始め、結構色んな所で見られるコスモスポーツですが、
この国立科学博物館が所蔵しているのは、コスモスポーツのデビュー前に47台が生産されたと言われる試作車。
以前、国立科学博物館で開催された「ロータリーエンジン車発売40周年展」の時にもこの車両を見ているので、初見では無いんだけど、
試作車の貴重さを初めて知ったのが、2017年8月に開催された「AUTOMOBILE
COUNCIL2017」だったので、
価値を知らずに見るのと、価値を知ってから見るのでは違うということで、今回改めて訪問しました。
ロータリーエンジンおよびコスモスポーツは、千の技術博の「動力革命」のコーナーで登場。
パネルに描かれた「タービンって羽根車のことなんだよ」という、素人にはよく分からないセリフを言わされているコスモスポーツがなんともシュールです。
コスモスポーツとロータリーエンジンの紹介パネル。
この車両は長い期間屋外にあったのか?元々なのか、エンブレムに色が無い。試作車最大の特徴、Bピラーのコスモマークと、シンプルなmのホイールです。
ロータリーエンジン
コスモスポーツの隣りに展示された、12A型ロータリーエンジンのローターとハウジング。
西暦何年の時点で書かれたのか分からない「新型カペラ」という表現が泣かせます。
ロータリーエンジンとレシプロエンジンの機構比較模型。
◆サバンナRX-7◆
特別展は以上ですが、せっかくなので国立科学博物館の常設展示も見て回ったところ、初代サバンナRX-7を紹介するコーナーを見つけました。
初代サバンナRX-7の5分1サイズの模型。
模型とは言え、撮り方によっては結構リアルですね。
模型の背面にある大きな白いパネルは、なんと初代サバンナRX-7の原寸大手書きボディ線図。TOYO
KOGYOの表記や、関わった人達のサインなどもそのまま残されています。
場所は変わって、自動車の歴史をかなりざっくり紹介する年表で見つけた「マツダ号」こと、DA型3輪トラック。
ちなみに、サバンナの哺乳類のコーナーでは、マツダ車は紹介されていません。