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この立派な建物は、神奈川県横浜市にある"マツダR&Dセンター横浜"。
基本的にはマツダの研究・開発を行う役割だが、1階部分には最新のニューモデルや懐かしの名車も保存・展示されており、
年に数回行われる催し物の際には一般の人でも入って見る事が出来る。
敷地内の中庭ではマスコミへの公開等で使う事があるらしく、雑誌に掲載される事もしばしば。
こちらは、マツダR&Dセンター横浜のイベントスペースの様子。
写真は、2003年11〜12月に開催された「アクセラとその技術・デザイン展」の時のもの。
◆歴史車両展示
R&Dセンターの1階には歴代のマツダ車の展示スペースがあり、1番広いホールでは、
歴代のロータリー車がこれでもかと並び、マツダファンにとってはたまらない顔ぶれを一堂に見る事が出来る。
この上の写真で紹介しているアクセラとその技術・デザイン展のように、何かイベント事がある時には、
そのイベントと合わせて、奥の展示車両も見る事が出来るので、車好きの方や特にマツダ好きの方にはおすすめ。
昔はニューモデルのデビュー時に、1/10の寸法でミニチュアモデルを作るのが恒例だったようで、
50年代の3輪トラックやR360クーペ・B360・K360などの1/10モデルが展示されている。
車内を覗くと、ハンドルや内装の細かい部分まで作られており、まさに匠がなせる技と思わせる精巧さである。
1番広い展示ホールでは、1960年代から今までのマツダの歴代モデルの実車を目の当たりにする事が出来る。
左はマツダ初の4輪乗用車1960年デビューのR360クーペ。
右はR360クーペより居住性を改善し2年後の1962年に登場したキャロル360。それでも現代のクルマと比べるとかなり狭い。
40年の歴史を誇ったファミリアの最初のモデルはこのバン。セダンよりも早く1963年にデビュー。
1967年デビュー、世界初2ローターREを搭載したコスモスポーツ。あっ健一さん、悪魔の爪痕ですよ…
左は東洋工業創業50周年記念車1970年登場の初代カペラ。なんと、この写真のカペラはステンレスカー。
実際に市販車として売り出そうとすると、安全面で許可が下りず販売は出来ないと言う。
右は貴重な存在、1972年デビュー2代目ルーチェ。
左は管理人も好きな1975年登場2代目コスモ。やっぱり赤が似合いますねぇ。右は1978年デビュー黄色いSAです。
WRCモンテカルロラリーに出場したクラリオンRX-7(SA)と、北米で活動するレーシングビートのRX-7(SA)。
古き良きマツダのセダンと言った感じの趣がある3代目コスモ。1981年登場。写真のモデルは4ドアハードトップ。
カッコ良いですねぇ、1987年登場FCのカブリオレ。今でも行けるデザイン!
右は1990年登場、世界で唯一の3ローター量産車ユーノスコスモです。
1991年に世界のルマンで優勝した787Bなのですが、この車両はカラーリングが逆転した仕様なんですよね。違い分かります?
右の写真のこの部分がベニアだととっても不安なのに、いざベニアじゃないと何か寂しい…
世界の檜舞台で活躍した4ローターロータリーエンジン26B。
1991年誕生RX-7。既に生産が中止されている今となってはこのホワイトボディはかなり貴重な存在かも?
マツダがルマンで総合優勝した翌年の1992年に出場した唯一のレシプロマシン。総合4位の大健闘。
2003年デビュー、ロータリーの灯火が復活したRX-8。
◆試作車両
随分と部屋の隅っこの方に置かれているが、実はこのロードスターは水素ロータリーを積んでいる。
HydrogenRE
RX-8のベースになったと言える。
右は7代目カペラベースのASV試作車。カペラで試作車を作ったところがなかなか心惹かれる選択で…