2003年10月25日(土)から11月5日(水)までの12日間、千葉県千葉市にある日本コンベンションセンター(幕張メッセ)において、
第37回東京モーターショーが開催され、今年は、乗用車と二輪車の年という事で週末に限らず平日でも大盛況でした。
このページでは、そんな熱気に溢れた会場からマツダブースだけに的を絞って、マツダの展示車を全車ご紹介します。

 
今年の東京モーターショーは、ブース内の展示車両が24台と、例年に比べ多く、
特に、鍵の掛けていない自由に乗り込む事が出来る市販車・市販予定車が多い印象を受けた。
これも、モーターショー全体の来場者が減少し、参加型イベントへと再起を図る一連の流れによるものだろうか。
いずれにせよ、実際にステアリングを握って運転している感覚に浸るのは非常に気持ちの良いものであるので、
我々参加者にとっては、良い流れではないだろうか。


ブースに設けられたステージでは30分毎にショーが行われ会場を盛り上げていた。
驚いた事に、このショーで流れる歌は生歌であり、ステージに立っている人がその場で歌っている。
ショーのメンバーには、かなりの実力派を取り揃えており、歌に物凄い説得力を感じた。

最終日まで気が付かなかったのだが、このショーが終わった後にアクセラのVTRが流れ、
簡単な商品説明が行われるのだが、その時に聞こえる「マツダ・アクセラ」という声が生声だった。
ちゃんと見ていないと分からない為、気付かずに通り過ぎる人が随分と多くいるはずなのに、
それでも、そんなライブ感に拘るマツダはタダモノではないと思った。

 

 動画配信中!!
 
 マツダステージ「ZOOM-ZOOM to the future」&「初代アクセラ」 (別ウインドウに表示します)

 ※All Mazda YouTube Channel → こちら

              

   ■第37回東京モーターショー開催概要 (乗用車・二輪車)
      
会期 : 2003年10月25日(土)〜11月5日(水)
           
開場時間 : 平日 10:00〜19:00
     土・休日 9:30〜19:00
           
入場料 : 一般 1200円 (前売1000円)
     中学・高校生 600円 (前売500円)
     小学生以下 無料
     ※前売入場券9月1日発売
前売入場券と同額の15時以降ナイター券(当日売)もあり。
         
会場 : 千葉県千葉市 幕張メッセ(日本コンベンションセンター)
    
    

      

◆息吹(IBUKI)

 
特にフロントデザインを見ると、ついついユーノスロードスターを思い出してしまう「息吹」。
このモデルが熟成され、3代目ロードスターが創造されるのであろうか。
ボディの出っ張りに必要以上の無駄さを感じるけど、これを削ぎ落とすと5ナンバー?
一応、この「息吹」の車幅は1720mmで、いつでも5ナンバーでリリースする事が可能そうな数値。

◆楔(KUSABI)

 
多分、簡単な言葉で表現すると、1300cc搭載、2+2シーターのデミオベースクーペである「楔」。
リアハッチを右側と左側で分割して開ける事が可能な、その機能が必要なのか要らないのかよく分からない車。
マツダファン向けに、過去のマツダ車を使って説明すると、まさに進化したプレッソ/AZ-3である。

◆鷲羽(WASHU)

 
パッと見、ただのミニバンに見えるが、実はとんでもない車の「鷲羽(わしゅう)」。
フロントドアは90度開閉、リアスライドドアは天井にまで回り込んでいる。しかもリアゲートは上下2分割で開閉。
ちなみに、会場で配られていた総合パンフレットには、鷲羽についてこう書かれていた
「これまでのマルチパーパスビークルの枠を超えた…」と。これって次期MPV候補です。と言ってるようなもの?

◆RX-8

 ♪大人の階段のぼる〜。
水素ロータリーエンジン搭載のRX-8。
水素でもガソリンでも走れるデュアル・フューエルシステムの採用(凄い!!)により、ある時はガソリンで、ある時は水素で走る。
ボディの左側に付いた給油口からガソリンを給油し、右側についた給水口?(写真右)から水素を補充する仕組みで、
(今走っているのは)ガソリンです…水素です…と、昔のどこかのメーカーのCMを思い出してしまう車。

 
左は、来春発売予定のRX-8マツダスピードバージョンで、右はRX-8 TypeE。
マツダスピードバージョンは来春、全国300台限定で発売予定である。見た目は市販されているA-spec同様であるが、
エンジンやシャシーにまで手を加えているところが、さすがメーカー製カスタマイズカーといったところだろうか。

◆ロードスターターボ

 
持てるパワーを使い切るでお馴染みの人馬一体ロードスターに、ついにターボモデルが追加される。
1800インタークーラーターボエンジン搭載、17インチタイヤ&アルミホイールを装備。気になるエンジンの最高出力は…未定だそうです。

◆アクセラ

 

  
ご存知、ファミリアの後継車「アクセラ&アクセラスポーツ」。
アテンザ・デミオ・RX-8に続く次世代商品群の第4弾で、Cセグメントに位置する世界を視野に入れたコンパクトカーである。
そういえば、アクセラのコンセプトモデルである「MXスポルティフ」って、国内じゃ一度もモーターショーに顔を出さなかったんですね。
自由にMXスポルティフが見る事が出来たお台場で行われたあのイベントは、実は結構貴重な機会だったのかも…

◆アテンザ

  
仲良く揃ったアテンザシリーズ。左から、アテンザスポーツ23Z、アテンザスポーツワゴン23Z、アテンザセダン23E-Sリミテッド。
ちなみに、この東京モーターショーが行われた幕張で行われていた「アクセラ ライドパークin幕張」にも参加した管理人であるが、
走りの感じ(加速性・安定性など)は、ボディが小さい事もあってアクセラに軍配が上がるような気がするが、デザインはやっぱりアテンザが好み。

◆その他の市販車

  
マイナーチェンジを行ったばかりのMPVも早速会場に出品。写真左がV6エアロリミックスで真ん中がスポーツである。
アテンザ譲りのファミリーフェイスを採用し、なんかみんな同じ顔になって来てしまった…。
と思っていたら、その隣に置かれたプレマシー2.0スポルト(写真右)は、まだ独自性を保っている感じ。

 
これが今、巷で噂の新トリビュート(写真左)って、どこか"新"なの?よ〜く考えてみたが、やっぱり分からなかった。
ファミリーフェイスを取り入れるとか、エクステリアの大胆な変更でもあれば、新しいなぁと思えるのだけども…。
そして、写真右は10月にデビューしたばかりの3代目AZ-ワゴン。もちろん、5ポイントグリル採用です。

◆デミオ(2F)

 

 
ブースは一部2階建てになっており、そこにはデミオが4台並べられていた。
その内訳は、キャンバストップ搭載のデミオコージーと、福祉車両デミオi、スポルト、e-4WD搭載の4台。

 
こちらは、ミニカーを使ったデミオのボディカラー紹介。
そのうちの1台を右の写真でアップにしてみたが、これがなかなか精巧な作り。ちょっと長めのアンテナまで付いている。

◆おまけ


日本では、マツダ株式会社が製造しています。「フォード・エスケープ」。

◆番外編

今年も東京モーターショーのマツダブースのテーマは「ZOOM-ZOOM」であったが、
もしこのテーマを自由に変えて良いと言うのなら、私ならこう付けます。「どれだけパンフレットを配れるか」。
マツダブースの総合パンフレットを、係の人は配るし、至る所に自由に持って行けるように平積みされてるし、
持って行き易い大きさだし、陳列量が物凄いしで、今年の配布量は物凄いのではないでしょうか。

◆最終日・最終ステージ

 
最終ステージの最後に、マツダブースのお偉いさん?(左の写真でしゃべっている人)が出て来てご挨拶。
会場にいた我々お客さんに向かって、「東京モーターショーの最後にマツダを選んで下さって
本当にありがとうございました。」という言葉には感動。
その後ろの黄色い服のお兄さんは最終ステージのスタッフロールによると「丸山 純さん」というらしく、
モーターショー開催期間中、マツダブースのステージを一番盛り上げていた。(過去にはDA PUMPのコーラスもやったとか?)

写真右は、第37回東京モーターショーのマツダブースを盛り上げてくださったスタッフの皆さんの記念撮影風景。
こんなに多くの方のお力添えでマツダブースは運営されていた訳です。

                     

第38回東京モーターショー(2004年)
第38回東京モーターショー(2004年)


モーターショーのトップへ   HOMEへ