群馬県北群馬郡吉岡町にある「伊香保おもちゃと人形自動車博物館」。
群馬県渋川市の市街地の方から、伊香保温泉へ向かう道程の坂道の途中にある、不思議な立地の博物館。
物凄く妙な場所にあるんだけど、とりあえずマツダ車のコレクションに限って言えば、
関東ではここでしか見れない車種ばかりなので、存在的には結構貴重です。
順路通り進むと、最初に目にするのは初代キャロル。
初代キャロルは、クリフカットの受けが良いのか全国様々な博物館で見る事が出来る。
ちなみに、この博物館の館内は順路がガチガチに固定されていて、先に車が見たいなぁ…と思っても、
柵で仕切られていて他の展示をスルーする事は出来ない。意外にも、このような作りの博物館は非常に少ない。
博物館の入口から、自動車のコーナーまで10分くらい色々な展示があってなかなか辿り着かないけど、そこは諦めて他の展示も楽しもう。
この博物館だけ特別なのは、なんと4ドアの初代キャロルも展示。
デビュー当時、軽自動車の4ドアモデルはキャロルのみであり、その珍しさも手伝ってか後発モデルながら保存車は何台か存在する。
しかし、2ドアモデルと4ドアモデルが1箇所で見れるのは、マツダミュージアムを除いてはここしか無いかも。
続いては、奇跡の「シャンテ」。東日本ではここでは見れないと思われる貴重車種。
マツダファン的には、ロータリーエンジンが載るかもしれないと言われた伝説の車種だが、
自動車歴史上には、あまり名を刻む事が出来なかった為、保存・展示されているのは非常に貴重。
急に現れ、何故この車種を展示しているんだろうと疑念さえ抱いてしまうほどの珍車が「ポータートラック」。
その貴重さはシャンテと同じか、それを凌ぐ勢いで、日本国内で通常展示されている場所はここしか無いのでは無いかと思われる。
階段を登り2階へ移動すると、「ファミリーカー」のコーナー。
ファミリーカーのコーナーだけに?入ってすぐに初代ファミリアセダンとファミリアクーペの2台が並んでお出迎え。
このフロアのマツダ車の展示はこの2台のみですが、ファミリアクーペの展示は全国的に見ても大変貴重なので見る価値ありです。
初代ファミリアセダン。レストア風景がパネルで展示されており、ここまで労力を費やして保存・展示して頂き有難いです。
東日本ではここでしか見れない「初代ファミリアクーペ」。貴重な資料もパネル展示されており、車両の展示以外でも楽しめます。
3階へ移動すると「スポーツカー」のコーナー。
このフロアにマツダ車は「コスモスポーツ」の1台のみです。壁と柱の間に配置されているので、写真を撮るにもかなり窮屈な場所。
おまけに照明がかなり暗い…と言うか、当日はランプが切れてた?ので、やや写真の色がおかしくなっちゃいましたがコスモスポーツ。
【博物館情報】 (2014年10月現在)
「伊香保おもちゃと人形自動車博物館」
群馬県北群馬郡吉岡町上野田2145
入場料:大人1,080円・中高生860円・小学生430円
休館日:年中無休
4/25〜10/31 午前8時半〜午後6時
(入館受付は午後5時半まで)
11/1〜4/24 午前8時半〜午後5時
(入館受付は午後4時半まで)