広島県広島市にある「環境局 中工場」。
つまり、自治体が運営する清掃工場な訳ですが、なんとここに、全国でも唯一と思われるあの名車が展示されているのです。
この世代に限らず、初代モデルから最終モデルまで、この車種を展示している施設を一度も見た事がありません。
大変貴重なマツダのお膝元、広島ならではの光景をご紹介しましょう。
ここには、昔実際に使用されていたマツダ・タイタンの清掃車が、「何故か」真っ白に塗装されて展示されている。
今となっては大変貴重なマツダ製、3代目タイタン(展示車は1995年マイナーチェンジ仕様)の堂々たるお姿である。
展示する事を意識して左側面の扉などは外され、パッカー車の作りが分かるようになっている。
少し離れて見ると、これはアートなのではないかと思う。不思議な空間。
イラストがタイタンでは無いのが大変気になりますが、「パッカー車のしくみ」がパネルで紹介されております。
ちなみに、この中工場までやって来る公共交通機関は無いので、マイカーで来るか、タクシーを呼ぶか、
ここから一番近い、広島バスの南吉島停留所から徒歩で来るくらいしか方法が無い。
じゃあ、誰が見に来るの?とお思いだろうが、ご想像の通り、私が到着してから帰るまで、見学者は私以外に誰も来なかった…
中工場の裏手はとても開けていて、広島港が眺められるようになっているので、これを目的に来るのも良いかもしれません。
最後は、偶然なのか、必然なのか、中工場のすぐ近くにマツダ製最終型タイタンの清掃車がいたので、欠かさず1枚頂きました。
【博物館情報】 (2015年8月現在)
「広島市環境局 中工場」
広島県広島市中区南吉島1-5-1
入場料:無料
休館日:12月29日から1月3日
午前9時〜午後4時半