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マツダの本社工場内(宇品地区)には、「マツダミュージアム」と呼ばれるマツダの博物館の様な施設があり、
車の企画から完成までや、マツダの歴史･技術などを、実際に目で見て体感する事が出来ます。
このページでは、非常に簡単ではありますが、マツダミュージアムの館内をご紹介します。
■エントランスホール■
本社ロビーよりバスに揺られること約10分、マツダミュージアムのエントランスに到着。
この日の展示車は、4代目ロードスター、Mazda3セダン、MX-30、2代目CX-5、CX-30の5台。
壁面には、ミニチュアカーなどの展示も。
エントランスホールの隅っこに鎮座する「RX-7デザイン検討用スケッチ」。
同じく、エントランスホールの隅っこに鎮座するRX-7ホワイトボディ。
エントランスから2階へ上がり、橋を渡って組立工場の建物内へ…
■ZONE
1■ モノ造り精神の原点 1920-1959
マツダ社内に残る最古のマツダ車、1935年に発売したTCS型3輪トラック。
1949年発売 GB型3輪トラック。
GLTB型3輪トラック(1956)
■ZONE
2･3･5･6■ 総合自動車メーカーとしての歩み
1960-TODAY
R360クーペ(1960)、初代キャロル(1962)、初代ファミリアセダン(1964)
初代ルーチェ(1966)、初代ボンゴ(1966)、コスモスポーツ(1967)
マツダ歴代モデル。
サバンナ(1970)、2代目コスモ(1975)、初代サバンナRX-7(1978)
5代目ファミリア(1980)、4代目カペラ(1982)、ユーノスロードスター(1989)
ユーノスコスモ(1990)、初代センティア(1991)
アンフィニRX-7(1991)、初代デミオ(1996)
初代アテンザ(2002)、RX-8(2003)
幻となったアマティ1000に搭載予定だった、V12エンジン試作品。
V12 4000DOHCエンジン。
シフトノブまで付いていて、実にリアル。
展示場所が初代センティアの隣りなのが、時代背景を捉えていて素晴らしいです…
■ZONE
4■ 企業と技術の威信をかけた世界への挑戦
MOTORSPORTS
1969年
全日本鈴鹿自動車レース大会シリーズⅡグランドカップ仕様、初代サバンナRX-7
(1984アクロポリスラリー仕様)
マツダ787B(1991年 第59回ルマン24時間耐久レース総合優勝車)
■ZONE
7■ 総合自動車メーカーとしての歩み 1960-TODAY
鼓動デザインの紹介と、初代CX-5(2012)、4代目ロードスター(2015)
初代アテンザ(2012) ※防府工場
累計生産1000万台記念車
■ZONE
8■ 人を第一に考えるマツダのモノ造り TECHNOLOGY
ここからは、マツダのモノ造りを紹介するコーナーです。
SKYACTIV-G、SKYACTIV-D、SKYACTIV-Xエンジンが並びます。
自動車の開発について
マツダの塗装技術について紹介するコーナーでは、懐かしのファミリアNEOのフロントフェンダーが。
展示コーナーは、ここで一旦終了。
■ZONE
9■ 皆様のクルマはこうして生まれる ASSEMBLY LINE
生産ラインを見学できます。※撮影禁止エリア
■ZONE
10■ 人と共に創る TOWARD THE NEXT 100YEARS
鼓動デザインのコーナーがあります。
Mazda3ファストバックのクレイモデルと、Sofa by KODO concept。
Bike by KODO conceptと、鼓動をテーマに作成された玉川堂による鎚起銅器「魂銅器」、金城一国齋作の卵殻彫漆箱「白糸」。
東京モーターショーが終わると、なかなか会えなくなってしまうコンセプトカーですが、未来のビジョンとして展示がありました。
ロータリースポーツコンセプト「RX-VISION」
次世代デザインビジョンモデル「Mazda
VISION COUPE」
ゲームの中にグラフィックで登場するマシンの実車サイズモデル「LM55
vision GRAN TURISMO」。
ご来場ありがとうございました。
おまけで、マツダミュージアムの自販機で買えるマツダ水とマツダ茶です。
正体は、飲料メーカーのマツダエースPB商品です。
【編集後記】
2022年5月にリニューアルされたマツダミュージアムの見学が終わって気付くのは、
最も変わった部分は、最新技術のコーナーであるということです。
当たり前かもしれませんが、技術の革新が進めば、それまで最新とされていた技術は古くなってしまうので、新しい技術に置き換わります。
つまり、自動車メーカーの場合、新しい技術のコンセプトカーが生まれると、以前のコンセプトカーは最新でなくなります。
何が言いたいかというと、我々がマツダミュージアムで本当に目に焼き付けておかなければいけない車達は、
ヒストリックカーよりも、展示から姿を消した、これらの車かもしれません。
◆「マツダミュージアム」は広島県にあります。
このマツダミュージアムは、事前予約する事でどなたでも見学する事が出来ます。
また、ここで紹介した物以外にも、実際の組立ラインで車を作っている様子も見学する事が出来ます。
ご興味を持たれた方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。(詳しくはマツダオフィシャルホームページで)
