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知っている人はよく知っていて、知らない人は全く知らない事ですが、マツダのRXと名の付くクルマは7や8だけではありません。
実際には、ロータリゼーションと呼ばれ次々とロータリー車が登場した1970年代を中心にRXと名の付くクルマは
市販車だけでもRX-2・RX-3・RX-4・RX-5・RX-7・RX-8と実に6種類もデビューしました。
このページでは、そんなRXを名乗るマツダのロータリー車をデビューした順にご紹介します。
1.1970 RX-2 初代カペラ
2.1971 RX-3 サバンナ
3.1972 RX-4 2代目ルーチェ
4.1975 RX-5 2代目コスモ
5.1978 RX-7 初代サバンナRX-7
6.1985 RX-7 2代目サバンナRX-7
7.1985 RX-7 2代目サバンナRX-7カブリオレ
8.1991 RX-7 アンフィニRX-7
9.1995 RX-01 (コンセプトカー)
10.1998 RX-7
11.1999 RX-EVOLV (コンセプトカー)
12.2003 RX-8
13.2015 RX-VISION
1970 RX-2
日本名:初代カペラ
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東洋工業50周年記念モデルとしてデビューしたのが、この初代カペラ。ファミリアとルーチェの間を埋めるモデルで、以後、後継車が続々とデビューし最終的には7代目モデルまで誕生したが2002年5月にアテンザにバトンタッチして長い歴史に幕を閉じた。 【車名の由来】英語で馭者(ぎょしゃ)座のα星のこと。 |
発売日 | 1970年5月 |
全長×全幅×全高 | ◇4ドアセダン
4150mm×1580mm×1420mm ◇2ドアクーペ 4150mm×1580mm×1395mm |
ホイールベース | 2470mm |
車両重量 | 950kg(クーペ・ロータリーデラックス) |
◆エンジン | |
12A(573×2) | 120ps/6500rpm 16.0kg-m/3500rpm |
直4.1500SOHC | 92ps/5800rpm 13.2kg-m/4000rpm |
◆グレード | |
□セダン | |
1600 | 56.0 |
デラックス | 65.8 |
スーパーデラックス | 69.8 |
ロータリー | 69.8 |
ロータリーデラックス | 74.8 |
ロータリースーパーデラックス | 78.7 |
□クーペ | |
デラックス | 69.8 |
スーパーデラックス | 73.8 |
ロータリー | 72.8 |
ロータリーデラックス | 77.8 |
ロータリーグランドスポーツ | 84.5 |
1971 RX-3
日本名:サバンナ
ロータリー専用車第2弾として1971年にデビューしたのが、このサバンナ。 その名の通り、その後のサバンナRX-7やアンフィニRX-7へと続くモデルで、デビュー翌年にはスポーツワゴンも登場。7年間で約29万台が生産された。 【車名の由来】英語で「大草原」という意味を持つ。 |
発売日 | 1971年9月 |
全長×全幅×全高 | 4065mm×1595mm×1350mm |
ホイールベース | 2310mm |
車両重量 | 875kg(クーペ・GSU) |
最小回転半径 | 4.3m |
◆エンジン | |
10A(491cc×2) | 105ps/7000rpm 13.7kg-m/3500rpm |
12A(573cc×2) | 120ps/6500rpm 16.0kg-m/3500rpm |
◆グレード | |
クーペGSU | 75.0 |
GT | 79.5 |
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1975年 ルマン24時間耐久レース出場「マツダRX-3(S124)」
1972 RX-4
日本名:2代目ルーチェ
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2代目ルーチェのバリエーションは2ドアハードトップと4ドアセダンとカスタムの3つで、当初エンジンはロータリーのみであったが、デビュー翌年の4月にはレシプロモデルを発売。同年12月には5ドアステーションワゴンのAPワゴンが追加された。 【車名の由来】イタリア語で「光」「輝き」という意味を持つ。 |
発売日 | 1972年11月 |
全長×全幅×全高 | 4320mm×1675mm×1380mm |
ホイールベース | 2510m |
車両重量 | 1060kg |
◆エンジン | |
12A(573×2) | 125ps/7000rpm 16.2kg-m/4000rpm |
◆グレード | |
□セダン | |
標準車 | 73.0 |
RX | 81.0 |
GR | 86.0 |
GR AP | 101.0 |
□ハードトップ | |
標準車 | 77.0 |
SX | 85.0 |
GS | 90.5 |
GSU | 101.0 |
GSU AP | 117.0 |
□カスタム | |
GR | 88.5 |
GRU | 97.5 |
GRU AP(A) | 110.5 |
GRU AP(B) | 108.5 |
1975 RX-5
日本名:2代目コスモ
コスモスポーツの生産中止から3年が経った1975年にコスモスポーツの再来と言われデビューしたのが、この2代目コスモ。デビュー翌年の1976年には1年間で6万台近くを売り上げ、それまでの国産スペシャリティクーペとしては最大のヒット作になった。その後、生産終了までに約15万台強が生産され、そのうち約7割がロータリー搭載車だった。 【車名の由来】イタリア語で宇宙を意味する。 |
発売日 | 1975年10月 |
全長×全幅×全高 | 4545mm×1685mm×1325mm |
ホイールベース | 2510mm |
車両重量 | 1220kg(13B・リミテッド) |
◆エンジン | |
13B(654cc×2) (〜1979) | 135ps/6000rpm 19.0kg-m/4000rpm |
13B(654cc×2) (1979〜) | 140ps/6500rpm 19.0kg-m/4000rpm |
◆グレード | |
□コスモAP | |
カスタムスペシャル | 120.0 |
カスタム | 133.0 |
スーパーカスタム | 153.0 |
リミテッド | 179.5 |
□コスモ1800AP | |
カスタムスペシャル | 105.5 |
カスタム | 119.0 |
スーパーカスタム | 135.5 |
1978 RX-7
日本名:初代サバンナRX-7
サバンナに続くロータリー専用車として1978年3月にデビューした初代サバンナRX-7。70年代後半、排ガス規制の影響で国産スポーツカー市場が衰退する中、REはCO.HC.NOx全ての面で基準を大幅に下回っていた。 【車名の由来】「サバンナ」は英語で大草原という意味を持ち、「RX-7」のRはロータリー、Xは未来、7はデビューした順に与えられた数字で、RXシリーズには他に2・3・4・5・8がある。 |
発売日 | 1978年3月 |
全長×全幅×全高 | 4285mm×1675mm×1260mm |
ホイールベース | 2420mm |
車両重量 | 1005kg(GT) |
◆エンジン | |
12A(573cc×2) | 130ps/7000rpm 16.5kg-m/4000rpm |
12Aターボ(573cc×2) (1983追加) | 165ps/6500rpm 23.0kg-m/4000rpm |
◆グレード | |
GT | 144.0 |
スーパーカスタム | 138.0 |
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1979年 ルマン24時間耐久レース出場「サバンナRX-7
252i」
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1980年 ルマン24時間耐久レース出場「サバンナRX-7」
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1981年 ルマン24時間耐久レース出場「サバンナRX-7
253」
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1981年 ルマン24時間耐久レース出場「サバンナRX-7
253」
RX-Motor Sports >>
1982年 ルマン24時間耐久レース出場「サバンナRX-7・254」
1985 RX-7
日本名:2代目サバンナRX-7
先代に比べ一段と大人らしい精悍なスタイルに生まれ変わったサバンナRX-7。 エンジンは12Aから13Bに進化し最高出力も185psに向上した。 【車名の由来】「サバンナ」は英語で大草原という意味を持ち、「RX-7」のRはロータリー、Xは未来、7はデビューした順に与えられた数字で、RXシリーズには他に2・3・4・5・8がある。 |
発売日 | 1985年10月 |
販売チャネル | マツダオート店 |
全長×全幅×全高 | 4310mm×1690mm×1270mm |
ホイールベース | 2430mm |
車両重量 | 1250kg(GT-R) |
最小回転半径 | 4.9m |
◆エンジン | |
13Bターボ(654cc×2) | 185ps/6500rpm 25.0kg-m/3500rpm |
◆グレード | 5MT | 4AT |
GT-R | 209.8 | 219.2 |
GT-X | 247.1 | 256.5 |
GTリミテッド | 290.5 | 299.9 |
GTリミテッド スペシャルエディション | 312.1 | 321.5 |
1987 RX-7
日本名:2代目サバンナRX-7カブリオレ
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ロータリーエンジン車発売20周年記念モデルとして発売。 完全なオープン2シーターで、ソフトトップの開閉には電動式を採用。 【車名の由来】「サバンナ」は英語で大草原という意味を持ち、「RX-7」のRはロータリー、Xは未来、7はデビューした順に与えられた数字で、RXシリーズには他に2・3・4・5・8がある。 |
発売日 | 1987年月 |
販売チャネル | マツダオート店 |
全長×全幅×全高 | 4335mm×1690mm×1270mm |
ホイールベース | 2430mm |
車両重量 | 1390kg(カブリオレ) |
最小回転半径 | 4.9m |
◆エンジン | |
13Bターボ(654cc×2) | 185ps/6500rpm 25.0kg-m/3500rpm |
◆グレード | 5MT | 4AT |
カブリオレ | 367.2 | 376.6 |
1991 RX-7
日本名:アンフィニRX-7
1971年デビューのサバンナから続く、マツダのスポーツカーの代表格。 前後重量配分50:50を実現したロータリーピュアスポーツで、デビュー時に255psを発揮した13B-REWエンジンは1996年に265psへ進化、1998年12月には280psを達成し頂点を極める。 【車名の由来】「アンフィニ」はフランス語で無限、Rはロータリー、Xは未来、7はデビューした順に与えられた数字で、RXシリーズには他に2・3・4・5・8がある。 |
発売日 | 1991年12月 |
販売チャネル | アンフィニ店 |
全長×全幅×全高 | 4280mm×1760mm×1230mm |
ホイールベース | 2425mm |
車両重量 | 1260kg(TypeR) |
最小回転半径 | 5.1m |
◆エンジン | |
13Bターボ(654cc×2) | 265ps/6500rpm 30.0kg-m/5000rpm |
13Bターボ(654cc×2) | 255ps/6500rpm 30.0kg-m/5000rpm |
◆グレード | 5MT | 4AT |
TypeS | 360.0 | 370.0 |
TypeR | 385.0 | - |
TypeX | 434.0 | 444.0 |
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1979年 ルマン24時間耐久レース出場「RX-7 GT-S」
1995 RX-01
コンセプトカー
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1995年に幕張メッセで開催された第31回東京モーターショーに出品されたコンセプトカー「RX-01」。 この車に搭載されたREは、新開発のMSP-REと呼ばれる物で、マルチ・サイド・ポート・ロータリーエンジンの略である。それまでのREとの最大の違いは、排気ポートもサイド化する事でパワーや燃費を向上しながらHCの排出量を低減し、エンジン本来の性能と環境性能を両立している点である。 マツダREの灯を消さないため、RX-7の後継にと開発されたこの"RX-01"だが、1996年のフォード傘下入りを期に企画消滅。 |
全長×全幅×全高 | 4055mm×1730mm×1245mm |
車両重量 | 1100kg |
◆エンジン | |
MSP-RE | 220ps/8500rpm 22.0kg-m/6000rpm |
1998 RX-7
日本名:RX-7
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1991年12月のデビューから年を追う毎に進化し続けてきたRX-7が1998年12月にはついに280psを達成。 ユーノスコスモ亡き後は、世界で唯一のロータリーマシンとして君臨していたが、厳しくなる排ガス規制を前に2002年8月23日をもって生産中止された。 初代モデルSAから続く、累計生産台数は81万1634台。 【車名の由来】Rはロータリー、Xは未来、7はデビューした順に与えられた数字で、他に2・3・4・5・8がある。 |
発売日 | 1998年12月15日 |
発売日 | 1999年1月21日 |
販売チャネル | マツダアンフィニ店 |
全長×全幅×全高 | 4285mm×1760mm×1230mm |
ホイールベース | 2425mm |
車両重量 | 1280kg(TypeRS) |
最小回転半径 | 5.1m |
月販目標台数 | 500台 |
◆エンジン | |
13Bターボ(654cc×2) | 280ps/6500rpm 32.0kg-m/5000rpm |
13Bターボ(654cc×2) | 265ps/6500rpm 30.0kg-m/5000rpm |
13Bターボ(654cc×2) | 255ps/6500rpm 30.0kg-m/5000rpm |
◆グレード | 5MT | 4AT |
TypeRB | 289.8 | 299.8 |
TypeRB Sパッケージ | 312.8 | - |
TypeR | 347.0 | - |
TypeRS | 377.8 | - |
RX-Concept >>
2001年 東京オートサロンwithオートアジア2001出品「RX-7
R-spec」
RX-Concept >>
2003年
東京オートサロン2003withNAPAC出品 「RX-7 MAZDA SPEED B-spec」
RX-Concept >>
2003年
東京オートサロン2003withNAPAC出品 「RX-7 MAZDA SPEED Al.concept」
1999 RX-EVOLV
コンセプトカー
![]() ![]() RX-EVOLV |
1999年に開催された第33回東京モーターショーに出品されたRX-EVOLV。 一度は企画が消滅した新RE搭載モデルが再度復活を遂げた事により、それを知ってか知らずかロータリーファン、スポーツカーファンがマツダブースに殺到。平日でもブースが大混雑するほど注目の的であった。 |
全長×全幅×全高 | 4285mm×1760mm×1350mm |
ホイールベース | 2720mm |
◆エンジン | |
RENESIS(654cc×2) | 280ps/9000rpm 23.0kg-m/8000rpm |
2003 RX-8
日本名:RX-8
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フォード傘下入りを期に一度は企画が消滅した新RE搭載モデルが、1999年に発表されたコンセプトカー「RX-EVOLV」で復活。その後、2001年の東京モーターショーへの参考出品を経て、2003年4月ついにロータリーが復活した。 【車名の由来】Rはロータリー、Xは未来、8はデビューした順に与えられた数字で、他に2・3・4・5・7がある。 |
発表日 | 2003年4月9日 |
発売日 | 2003年5月10日 |
販売チャネル | マツダ店・マツダアンフィニ店 |
全長×全幅×全高 | 4435×1770×1340 |
ホイールベース | 2700mm |
車両重量 | 1310kg(TypeS) |
最小回転半径 | 5.3m |
月販目標台数 | 1000台 |
◆エンジン | |
RENESIS(654cc×2) | 210ps/7200rpm 22.6kg-m/5000rpm |
RENESIS(654cc×2) ※TypeSに搭載 | 250ps/8500rpm 22.0kg-m/5500rpm |
◆グレード | ||
標準仕様 | 5MT | 240.0 |
4AT | 240.0 | |
TypeE | 4AT | 275.0 |
TypeS | 6MT | 275.0 |
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2003年
東京オートサロン2003withNAPAC出品 「RX-8 MAZDA SPEED Concept」
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2003年
東京オートサロン2003withNAPAC出品 「RX-8 X-MEN Car」
2015 RX-VISION
コンセプトカー
2012年にRX-8の生産を終了してから新車として購入できるロータリーエンジン搭載車は姿を消してしまった。 消滅してしまったロータリーの灯火だが、ロータリーエンジン生誕50周年を迎える2017年に向けて、新しいロータリーエンジンの形を描こうと志を持って生まれたコンセプトカー。 【車名の由来】Rはロータリー、Xは未来、VISIONは「マツダがいつか実現したい夢を表現したモデル」とされている。 |
発表日 | 2015年10月28日 |